JIS(日本工業規格)の概要
日本工業規格(Japanese Industrial Standards 略してJIS)は、
"工業標準化法"に基づいて主務大臣によって制定される我が国の
鉱工業品に関する国家規格である。その目的は、工業標準化法第1条により
・鉱工業品の品質改善
・生産能率の増進、生産合理化
・取引の単純公正化
・使用または消費者の合理化と併せて公共の福祉
等に寄与することである。
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工業会のJISへの取り組み
イ)粘着テープに関するJIS規格作成の原案作成団体である。
ロ)制定済みJIS
・11種のJISを制定運用している。
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| 規格No |
名称 |
制定年月 |
| JIS
Z0237 |
粘着テープ・粘着シート試験方法 |
1980/3/1 |
| JIS
Z1522 |
セロハン粘着テープ |
1964/2/1 |
| JIS
Z1523 |
紙粘着テープ |
1964/9/1 |
| JIS
Z1524 |
包装用布粘着テープ |
1965/9/1 |
| JIS
Z1525 |
包装用ポリ塩化ビニル粘着テープ |
1966/1/1 |
| JIS
Z1528 |
両面粘着テープ |
1973/3/1 |
| JIS
Z1529 |
印刷用粘着フィルム |
1975/3/1 |
| JIS
Z1538 |
印刷用粘着紙 |
1974/3/1 |
| JIS
Z1539 |
包装用ポリプロピレン粘着テープ |
1976/3/1 |
| JIS
Z1541 |
超強力両面粘着テープ |
1998/12/20 |
| JIS
Z1901 |
防食用ポリ塩化ビニル粘着テープ |
1963/3/1 |
| JIS
Z0109 |
粘着テープ・粘着シート用語 |
1992/8/1 |
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ハ)JIS
改正
JISは、工業標準化法第15条の規定で制定、改正後5年を経過する日までに
見直し実施が必要であり、平成20年度はこの改正見直し時期に当たり10編の
JIS見直しを実施した。
(JIS Z0109 粘着テープ・粘着シート用語を除く。)
改正スケジュール
・平成21年3月末、10編のJIS改正原案を(財)日本規格協会に提出済み
・同年8月規格協会より経済産業省 標準課に原案提出改正申し入れ
・同年10月経産省審査終了
・同年12月改正JIS規格刊行予定。
ニ)今回のJIS改正のポイントについて
・2007年、粘着テープの試験法の規格国際化を日、米、欧で計画しISO規格として
以下3点を申請し、2007年12月に制定された。
ISO 29862 粘着力の測定方法
ISO 29863 保持力の 〃
ISO 29864 引張り強さと伸びの測定方法
粘着テープの試験法で主要な3試験法がISO化されたことで、従来JISをISOに
整合化を図ることとなった。 ・3試験法の変更点のポイント(従来JISとの主要な変更点)
イ)粘着力測定方法
1)試験場雰囲気 温度23±1℃(許容範囲が2℃から1℃に狭くなった)
2)測定板がSUS研磨板からSUS BA(ブライト アニール)板に変更
3)BA板貼り付け後1分以内に測定
4)SUS板洗浄後の放置時間 5分から10分に変更
ロ)保持力測定方法
1)の1)〜4)については、同じ
2 測定 落下までの時間で規定(従来は落下またはズレ距離)
3)報告書 破壊モードも記載(従来規定無し)
ハ)引張り・伸び測定法
1)試験場雰囲気 イ)に同じ
2)サンプル数 5個(従来3個)
これら、試験法の変更により何種類かの粘着テープの特性に変化が生じる
結果がでたため 今回のJIS見直し時に JISの規定値の変更を実施した
製品がある。
ホ)今後の標準化活動について
1)規格の国際化推進
・4番目のISO化こうもくと
・平成21年度改正見直し実施検討案件は、2件
・1件は、JIS Z0109 粘着テープ・粘着シート用語の見直し実施を推進中。
・もう1件は、JIS Z1525 包装用ポリ塩化ビニル粘着テープの廃止検討中。
包装用ビニル粘着テープの役割は高価格なためほぼ終了したためである。
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